里帰りと最西端駅訪問

いろんなところで書いていますが、2007年に前の会社に就職した際、最初の職場が福岡でした。
公私ともども思い入れのある土地で、福岡は第二の故郷だと言って憚りません。

退職を決めたとき、博多ば行って挨拶せないかん(博多弁、当時は混じってましたねぇ…)と思って3月に訪問したのですが、その別れ際
「次は7月やな!」
ということになりました。

そういうわけで、今年2度目の里帰りです。

……

福岡に行くときは、大体よそIN->福岡OUTを考えます。
今回は長崎INにしました。
前日(15日)夜の便で羽田を発ち、長崎空港を経て佐世保駅前に投宿しました。

翌朝は5時に起き、第三セクターの松浦鉄道のホームに上がりました。
ちょうど朝一の佐世保行きが到着し、乗客が高架のホームから下ってきたのとすれ違いました。これが折り返し5:48発伊万里行きになります。
車内で1日乗車券を買いました。単に乗り通すだけでも、かなりお得です。

佐世保市内を中心に駅がこまめに設けられています。
次の佐世保中央と、その次の中佐世保の間はわずか200mしかなく、鉄道線としては日本最短です。
駅を増やして乗りやすく、というのが松浦鉄道の躍進の理由と聞いたことがありますが、今は乗客減の煽りで苦戦を強いられているようです。

佐世保から約1時間半で、たびら平戸口に到着しました。
名前の通り平戸島への入口にあたるこの駅は、「普通鉄道」における日本最西端の駅です。
文句なくとならないのは沖縄にモノレールがあるからですが、あれは例外でいいのではないかと思います(情緒の面で)。

駅は営業開始前で、日曜の朝なので学生の姿も少なく、静かな雰囲気がかえって、果てに来た雰囲気を盛り立てます。
待合室の売店は開いていて、飲み物を買い求めました。

駅の横に鉄道資料館がありますが、巨大カマキリに襲われていました。
近所のたびら昆虫自然園とのタイアップかな…と思いますが、虫取り網で退治を試みるのはなかなかシュールな絵だと思います(笑

あまり距離は長くありませんが、松浦を過ぎると海沿いを走る区間があります。
8:42に伊万里に到着し、向かい側に停まっていた8:44発有田行きに乗り換えました。

9:11に有田に到着しました。有田ですので、喫煙所の灰皿も有田焼(多分)です。
ここで「有田焼カレー」なる駅弁を見つけました。これはメシだけでなくお土産にもなる!と思って購入。どこかで昼にしようと思いました。

折り返し9:37発の伊万里行きで伊万里に戻り、JR筑肥線の10:18発唐津行きに乗り換えました。いわゆる乗りつぶしの一環です。
10代のときにJR線乗車率が9割に達し、完乗は時間の問題だな!と思っていたものですが、遅々延々と進まないまま30代になってしまいました。

唐津では40分の待ち時間があったので、駅のベンチで先ほどのカレーを開けました。
ガチでカレーでした。美味しかったですけど。

唐津線の11:46発佐賀行きも、筑肥線と同じ黄色いキハ125形でした。
これで佐賀県内JR線は完乗ですが、九州は筑豊本線の末端(若松線)と日田彦山線の城野~田川後藤寺が残っています。
去年3月に九州に来たとき、「次の里帰りで決める!」と宣言していましたが、今回もお預けにしました。
理由は翌日の記事にて。

佐賀で13:19発鳥栖行き、鳥栖で13:56発快速門司港行きと乗り継いで、二日市で降りました。
二日市温泉「博多湯」は、当時良く浸かったところです。
福岡の家から車で40分、源泉かけ流しで300円です。
このコスパは凄いと思います。

温泉を楽しんだあと、休憩室で1時間くらいゴロゴロしていました。
風呂上がりは休むに限ります。入浴って、結構体力消費するのですよね。
このあと天神に行くのですが、JRは博多で乗り換えなければならず、西鉄の駅は歩くには遠い…というわけで近くの高速筑紫野バス停からバスに乗りました。

出発の数日前に宿を探し始めたら、手頃な宿がことごとく埋まっていました。
焦って確保したのは天神北「旅籠」というドミトリータイプの宿です。
夜に会食した元上司にその話をしたら、「昨日追い山だったからじゃないか?」と言われました。
今年の山笠は綺麗に三連休と被っていたのですね…納得です。

カテゴリー: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です