旅行業セミナーin上海

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はじめに

2004年12月19日から21日まで、近畿日本ツーリストが主催する「旅行業セミナー」というツアーに参加してきました。就職活動に直接影響を及ぼすものではなく、就活を控えた私のような学生に、旅行業とはどういう業界かということを、実際に現場を見学することによって知ってもらおうという趣旨のツアーです。
旅行業界は私としても第一志望ではないものの興味のある業種です。また行き先が海外で観光の時間もあるということで、趣味的にも是非!と思いました。
今回、まず「旅行業界とはどんなものか知る」という第一目的はひとまず達せられました。表も裏も分け隔てなくお話をお伺いでき、確実に将来への指針になったと思います。また、これから世界の中心となってゆくであろう中国の生の姿をこの目で確かめることができたことも、様々な面で良い経験となりました。

日暮里から京成線で成田空港へ向かいます。ちょうど1週間前に訪れた成田Variable Notes 12/12参照)、今回は予告通りスカイライナーを使いました。
空港第2ビル駅で降りて、近ツーのカウンターに時間通りに着きました。時刻は12時前、かなり遅いです。カウンター業務の様子と裏手の事務所を見学してから、いよいよ中国へ向けて出発です。
搭乗したのは14:55発の中国国際航空930便。案内放送も中国語(当たり前)で、早速異国情緒が漂ってきました。あと機内食が不味かったです。冷凍食品を温める前のようなパサパサしたご飯でした。
約3時間半のフライトで上海・浦東国際空港に到着。日本との時差1時間の現地時刻では17:20でした。ちなみにあれだけ広い国土でありながら、中国の時間は全土共通なのです。
降機後いったん集合すると警官に「早く行け」とぶっきらぼうに促され、検疫や入国審査もえらく無愛想で面倒臭そうでした。それが中国の第一印象というのが少々残念でしたが、これもおいおい改善されてゆくことでしょう。中国は先進国であり途上国でもあるのです。
空港からバスに乗り、上海市内まで約1時間。位置関係は東京−成田間と同じようなものです。市内のレストランで夕食をとり、それからホテルに向かいました。なぜか妙に疲れた私はすぐに就寝しました。

スイートルームのバスタブ
▲ 無駄に広いバスタブだな〜

日が変わって2日目。まず地元ホテルの老舗である錦江飯店へ向かい、そのすぐ隣の近ツー上海支店を訪問。所長さんだけが日本人で、他のスタッフは中国人という陣容です。所長さんは今年の春にこちらに異動になったばかりで、「中国語は全く分かりません」とのこと。代わりに現地人の方は日本語が堪能でした。
それから錦江飯店にて、所長さんと現地ホテルの日本人スタッフによる講話が催されました。ともすればライバル同士なのに、「そんなに話していいのかなぁ?」と思うような話までして頂けました。
続いてホテルを視察。今日は錦江飯店と、日本のオークラが運営する花園飯店を訪問しました。スイートルームにも入れてもらい、一同度肝を抜かされました。
客室から見える市内の景色には活力を感じました。古い建物が次々と取り壊され、高層ビルが建つ・・・そこに感じるのは生まれ変わりへの胎動です。物凄いスピードで発展を遂げる中国、上海はその象徴ではないでしょうか。

外灘の夜景
▲ 外灘の夜景

午後は市内見学がメインで、観光しながら添乗業務について現地人のガイド氏が話をするという内容でした。
数十分ながら自由時間ももらえたので、街中を歩いてみました。さっき見た景色同様、街行く人々もみな活気に溢れていました。「『上海は元気をくれる街だ』とお客さんが良く言う」とは所長さんの話ですが、その意味が良く分かりました。あと凄まじい自転車の量、これは私の想像通りの中国でした。
団体で行動する観光客、特に日本人ですが、金を持っていると思い込んでいる物売りがどこへ行っても群がってきます。片言で「千円、千円」などと言いながらをブランド品のまがい物を売りつけようとしてきます。中には子供を連れて情を惹こうとしているらしいオバサンも。もちろん無視していれば何の害もありません。しかし、これはこれで日本に持って帰ったらネタになりますね。税関で没収されるかもしれませんが。
途中夕食を挟み、外灘へ夜景を見に行きました。この景色には見覚えがありました。上海を代表する景色です。明日の今頃は日本に帰ってるんだなぁ・・・と思うと、少し寂しさを感じました。

リニアモーターカー
▲ リニアモーターカー(龍陽路駅)

3日目、最終日。この日もまずホテル視察に始まり、ヒルトン上海と現地資本の上海中油大酒店、昼食を挟んでグランドハイアット上海を訪問。ハイアットは53階から87階がホテルというギネス記録のホテルです。その後更に上にある展望台に登り、上海市内を一望しました。こうしてセミナーとしては全てのメニューが終了。
空港へ戻るのに、今年3月に開業したリニアモーターカーに乗車することができました。最高時速431km、上海郊外の龍陽路駅から浦東空港まで30kmをわずか7分半で結ぶというとんでもない乗り物です。ただ431km到達時の感想はというと、新幹線とさほど大差ないような感じがしました。あまりに早過ぎるせいでしょうか。400km超で走行する距離もせいぜい1分程度と長くありません。
とはいえ非常に魅力的な乗り物であることには変わりないのですが、私達以外には数えるほどの乗客しかいませんでした。運賃が高い(75元、日本円にして約千円)こと、また上海市内へ行くには乗り換えを強いられることが原因のようです。
そして16:45発の中国国際航空919便に乗り、一路日本へ・・・と思いきや、出発寸前に急病人が発生。既に動き出していた機体をボーディングブリッジへ戻し病人を降ろして、30分ほど遅れての出発となりました。
しかし成田到着は定刻の20:30より10分ほど遅いだけ。どうやらうまく風に乗ったようです。3日間お世話になった添乗員氏より修了証を受け取り、自宅へ向かいました。

430km到達の瞬間

<おわり>

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