それでも辛抱強く待っていると、やがて雨が止んだ。これはチャンスとばかりに丘を駆け上ると、片方に旧市街、片方に近代的な高層ビルが立ち並ぶ新市街を臨むことができ、そして丘の頂上にはゲティミナス塔が聳える。かつてはヴィリニュスの街を守る砦の役割を果たしていたというが、今では旧市街と新市街とを隔てるランドマークといったところだろうか。
前後してしまったが、丘の麓に建つ大聖堂も、ヴィリニュスのシンボルと言ってよい建物である。
本当は新市街まで足を伸ばしたかったのだが、日が暮れるにつれて気温がどんどん下がってきたこともあり、引き返して旧市街のレストランで夕食を取った。せっかくだからリトアニアらしいものを食べようと、リトアニア料理のレストランに入る。何が美味しそうかな…とメニューを見ていたら、 "A little bit of everything - set of Lithuanian dishes (for 2 persons)" という、まさに天から降ってきたとでも言うべき、おあつらえ向きのメニューを見つけた。リトアニアビールの利き酒セット(?)もあった。物見遊山の観光客としては、何も考えずに全部飲み食いできるのが嬉しい。
リトアニアもヨーロッパの多分に漏れず、ジャガイモ料理がメインであるらしいが、ジャガイモのパンケーキはもっちりした独特の食感(片栗?)があって面白かった。
たらふく食べて、タクシーで宿に帰った。ひたすら歩き回ったこともあって疲れたが、心地良い疲れだ。