感染拡大から収束まで

大連では先月下旬から感染者が見つかり始め、日を追うごとにあれよあれよと人数が増え、とうとうロックダウンに至りました。
私にとって初めての感染拡大期です。

もっとも今回はいわゆる市内での拡大が著しく、私が住んでいる開発区は外出も許され比較的平和だったのですが、勤め先では家に帰れなくなり会社近くに泊まり込む市内在住の人々もいました。

ただ収束は思っていたより早く(国慶節後、あるいは全人代までかと覚悟していたのですが)、拡大から2週間ほど経った頃には感染者ゼロかそれに近い日が続き、封鎖解除に向けた具体的な条件も示されるようになりました。
ロックダウンと言うとかつての上海のような状況を想像しがちでしたが、何とか早く元に戻さねばという当局の苦心のようなものも感じられ、少し認識が改まったところです。

そして9/18に市内とそれ以外の地域の往来ができるようになり、開発区に留まっていた人々も続々市内の家に帰っていきました。その次の稼働日の皆さんの表情が心なしか明るかったように思います。それはそうですよね。

封鎖が解除されても飲食店の店内営業などは引き続きできませんでしたが、これも今日0時で解禁され、これで全て元通りになりました。国慶節に間に合って良かったです。

日本から送った引越貨物も税関が業務停止したおかげで配達が遅れていたのですが、これもどうやらまもなく届きそうです。
大分涼しくなってきたので、厚手の衣類が届かないと困るところでした。

そんな感じで幸い生活にも大きな影響はありませんでしたが、トラブルというかハプニングが一つ。
今回の感染拡大を機に、全市的に「場所コード」の運用が始まりました。
商業施設や会社の入口に掲げられているQRコードをWeChatなどのカメラでスキャンすると、

問題がなければこうなりますが、

やたら響くビープ音とともに赤になりました(汗&焦)
店員も警備員も苦笑いするしかありません。
何故だ…

で、会社の人に調べてもらったところ、健康コードに紐づいていたパスポート番号が違っていたことに気付きました。上の画像の末尾”C”は間違いで、”0″です。
何で間違ったのか心当たりがありませんが、とにかく誤ったパスポート番号で検査を受け続けていたことになります。

これはマズいのではと思いきや、関係当局に電話をしてもらい、追加のPCR検査を一回受けたら問題なくなりました。
ただし、誤ったパスポート番号に紐づいていた検査記録が全て消えました。
その何日か後に防疫センターから電話があり、「記録がないが検査を受けているか?」と聞かれたのですが、事情を説明してお咎めなしとなりました(当然私は応対できないので、会社の人を通じて)。
しっかり見張られている…と実感一方、意外と融通が利くのだなとも思いました。

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