路面電車に乗って

コロナ禍が過ぎ去り、寒い季節も終わりましたので、そろそろ少しずつ足を延ばそうかと考えました。

まず路面電車に乗りたくなりました。
大連には日本統治下で敷設された路面電車が今なお現役で、規模は往時からすれば縮小したものの、未だ市民の足として健在です。

大連有軌電車 – Wikipedia

大連駅前に201系統の電停があります。
実はこの写真の大連駅から左側は203系統という別の路線のようです。
運行は一体化されていますが、その名残か大連駅を跨いで乗ると運賃が加算されるらしいです(と言っても1回乗車で1元なので、合計2元)。


そして日本統治時代に製造された車両も未だ現役です。
内外とも非常に綺麗に手入れされていて、みすぼらしさは一切ありません。

終点の興工街で202系統に乗り換えました。
交差点を挟んで線路は繋がっていますが、直通運転は行われていません。
そしてこちらは僅かな距離だけ道路上と走ったあと、すぐに専用軌道に入ります。

ちなみに、専用軌道に入ったすぐのところに、私が隔離生活を過ごしたホテル「
大連昱圣苑国際酒店」があり、毎日窓から走る電車を眼下に眺めていました。
車窓を眺めてこんな店とかマンションとかあったよなと、少し感慨深くなりました。
隔離もすっかり過去帳入りしてしまいました。

途中には高架区間もあり、路面電車というよりLRTという趣です。
また全線が地下鉄1号線と並行していて、複数の電停おきに地下鉄の出入口が見えます。
日本だったら地下鉄開通と同時に廃止となったものですが、ここでは路面電車と地下鉄が共存しています。

終点は小平島です。この地名も2つある隔離ホテルのもう一か所として、隔離があった頃に大連に来た日本人にはお馴染みかもしれません。
今日は電車に乗るだけでしたが、何があるところなのかは気になっています。

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