桃園国際空港から台北まではバスで約1時間。少し遠い。
台北は言わずと知れた台湾最大の都市。大都会というには足りないけれども。
日本人経営のドミトリーにチェックインする。1泊400元(約\1,200)。最初の宿だけは事前に決めて予約していた。
余計な荷物を部屋に置いて街に出る。まず歩いてすぐのところにある台北駅に立ち寄った。台北駅は在来線、新幹線ともに地下化されていて、地上から列車を見ることはできないが、駅舎は台湾の中心駅に相応しい立派な佇まいだった。
続いて二二八和平公園を通り、総統府の方へ歩を進めた。二二八和平公園は1947年に起きた二・二八事件の紀念碑が置かれている場所、、総統府は日本統治時代、総督府が置かれた建物である。
かつて日本の統治下にあった場所の中で、台湾の場合は中国や韓国と比べて過去がどんな時代だったかを語られる機会が少ない気がする。何が為されて何が起こったのか、善悪はともかく、過去の事実を正しく理解することは必要だと思う。