清明節帰国(未遂)

4/5-8は清明節という休暇です。この間日本へ帰国することにしました。

今回は公共交通で空港に行ってみることにしました。
まず開発区の自宅近くのバス停から市内の大連駅へ向かう2001路バスに乗ります。この系統だけは他のバスの塗装と違い、真っ赤なので目立ちます。
開発区から市内へは軽軌3号線の方が早いですが、1時間程度かけて市内まで乗り通す乗客も少なくありません。4元という値段のせいでしょうか。

高鉄大連北駅で降り、地鉄2号線に乗り換えます。
その名の通り機場(空港)駅で降りれば、ターミナルはすぐ上です。駅の作りはどこも画一的で空港の雰囲気は乏しいですが、中国語と英語に加えて日本語・韓国語・ロシア語でもアナウンスがあるのは「らしさ」と言えるでしょう。

今回はビジネスです。
予約時期のせいかエコノミーは正規運賃でしか取れず、ビジネスの割引運賃が下回っていたので…。

折しもこの日4/5から対中国限定の水際管理が緩和され、(他の国から渡航するのと同じように)有効なワクチン3回接種証明を持っていればPCR検査陰性証明が不要となり、日本で取得した接種証明を持参しました。
適用初日からチャレンジするのは怖かったので、一応検査を受けて陰性照明を持参してはいましたが、カウンターにはしっかり話が通っていて接種証明だけで問題なしとなりました。

余談ですが、

  • ワクチン接種証明だけで渡航できることを会社の中国人関係者に話したら「我々が日本に行くときにはどうしたらいいのか?調べなければ!」となりました。かつて防疫管理に使用されていたアプリに接種証明の表示機能があったのですが、ゼロコロナ撤廃によってアプリも機能停止してしまったのです。
  • 年末年始の感染爆発を経て、症状持ちの人が周りから本当に一切いなくなりました。何が起きたのか未だに分かりませんが、深く考えないことにします。

チェックイン、イミグレ、保安検査を済ませてラウンジに直行します。
いかにも中国、というような造りではなく、思いのほかシンプルでした。
施設、食事、酒類は一通り備わっていて、不満なく過ごせました。
滑走路に面していればもっと良かったのですが。

飲み食いしているとANAのスタッフがやって来て、「日本からの便が視界不良で上空旋回中、出発が遅れる」と教えてくれました。
親切にどうもと思いつつ、引き続き搭乗を待ちます。

…が、しばらくして、後ろにいた他の日本人客の
「どうやら着陸を諦めて日本に引き返したらしい」
という会話が耳に入りました。
思わず振り返って「ホントですか!?」…と。

案内板には「取消」の二文字が…。
当該便の航跡をスマホで辿りましたが、やはり大連とは真逆の方向に飛んでいました。
まだ15分前のJAL便は飛んでいないし、乗せてくれないかなぁ…などと淡い期待を持っていましたが、その後に先ほどのスタッフから同じ内容を伝えられ、今日は飛べないことが決まりました。
ただし明日の全く同じ時間に運航します、とのこと。

スタッフの案内に従って名前と電話番号を教え、出国取り消しの手続きに入りました。
乗客は搭乗口に通され、ボーディングブリッジを途中で折り返して入国フロアに移動し、先ほど押されたばかりの出国印に取り消し印が押されて終了です。行きと同じように地下鉄とバスで帰宅しました。

ラウンジで飲み食いしながら待ち時間を潰せたのが不幸中の幸いでした。
明日に続きます。

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