思えばシビック25年目のシーズンはマフラーが割れ、エアコンがぶっ壊れと不遇の1年でした。
全部直して車検を通したはいいものの、2016年が終わるまでに一度は遠出せねばと思い、前々から温めていた国道418号線走破を決行することにしました。
国道418号線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%93418%E5%8F%B7
昨年一部を走った紀伊半島の国道425号、四国を横断する国道439号と並んで「日本三大酷道」と称される道の一つです。
この道を三大酷道たらしめているのは、
1.廃道、されど国道
2.落ちたら死ぬ
この2点かと思いますので、その辺りを中心に書いていきます。
前日夜に仕事から帰宅して、すぐに出発しました。
途中石和(山梨)の健康ランドで休憩しつつ、中央道を西へ。
写真は明け方の諏訪湖SAにて。
飯田ICで高速を降ります。
途中、将来的に三遠南信道を形成するはずの矢筈トンネルを通りました。
山道にループ橋が突如現れました。
住所で言うと長野県飯田市南信濃八重河内、国道418号線の終点です。
今回は終点から起点に上っていきます。
少し走るとこんな感じ…ですが、このくらいは序の口。
案内板に従って走り、岐阜県へ。
JR中央本線、中央道、そして国道19号線が並行するポイントを通過した途端、突然道が急にグレードダウンしました。
岐阜県恵那市笠置町河合、左に曲がった418号線の先に×とあります。
少し進むと、その先はフェンスに塞がれ通行ができません。
将来ダムに沈む予定の区間のため、こうして放置されているのですが、国道指定は解除されないまま廃道同然の姿を今も晒しています。
恵那から八百津へ、付替道路へ迂回します。
付替道路に至る道は曲がりくねって走りにくいですが、その先は快走路そのもの。
八百津は東洋のシンドラーこと、杉原千畝の生誕地です。
(最近の調査では八百津ではなく、美濃市だと分かったらしいのですが…)
国道から少し入ったところに人道の丘公園があり、記念館もあります。
しかし八百津も良いですが、杉原氏の功績に関心があるならば是非リトアニア・カウナスを訪れて頂きたいと思います。
(私のリトアニア訪問記はこちら)
しばらく走って、本巣市内の樽見鉄道樽見駅付近で国道157号線と合流します。
ここで単独区間はおしまい、そして温見峠を目指します。
だんだんと物々しくなってきました。
温見名物、「落ちたら死ぬ」。
道は総じてこんな感じ。
たまにあるガードレールのありがたみです。
洗い越しも何か所か。
岐阜・福井県境、温見峠に辿り着きました。
普通「~峠」の石碑くらいはあるものですが、ここには何もありません。
ただの通り道、といった趣です。
峠を越えると、一瞬景色が開けました。
福井側は幾分整備が進んでいて、2車線の快走路と化します。
ここから先は走るだけ。
起点である大野市内、上神明交差点に辿り着いた頃にはすっかり夜になっていました。
飯田から半日弱のツーリングでした。